「パクりカバ!?」イソジンを巡る骨肉の争い

スポンサーリンク

まずは、こちらをご覧くださいっ!!(朝日新聞デジタルの写真を転載しています。)
ムンディファーマのカバ
寄せすぎwww しかも、ヘタウマ系www
朝日新聞デジタル「うがい薬の「カバ」、明治が使用差し止めの仮処分申請」によれば、4月から塩野義製薬、ムンディファーマから発売予定の「イソジンうがい薬」の「カバのようなデザイン」ついて、「明治の商品によく似ているとして」使用差し止めの仮処分申請を東京地裁に申し立てたとのことです。
「塩野義製薬は「この件はムンディファーマに任せている」」というコメントも、塩野義から「ムンディさん、これヤバいッスよ」と、何度かデザイン修正を働きかけた経緯があるのでは、と匂ってきます(笑)

● 「イソジン」をゲットしたムンディファーマの狙いは?

そもそも、何故、今回のような状態になったかといえば、ムンディによる日本進出の野望が原因のようです。
すでに報道等されているように、日本に広く浸透している「イソジン」のネームバリューを活かして、ここ数年でOTC、そして、その先に、医療用医薬品の日本での販売を目論んでいるようです。
明治・MeijiSeikaファルマは「イソジン」ブランドを50年以上、日本で育ててきた経緯もあるため、今回のムンディファーマの日本進出にあたり、交渉を行ったようですが物別れに終わった結果、明治の次に感染症に強いメーカーは、ということで、白羽の矢が立ったのが、塩野義ということのようです。

● 明治「イソジン」と塩野義「イソジン」は同じなの?

結論から言いますと、これまでの明治「イソジン」/MeijiSeikaファルマ「イソジン」と、これからの塩野義「イソジン」は、全く別物です。
明治グループは、あくまで「「イソジン」ブランド」を借りていただけで、ポビドンヨードの製造工程やレシピといった明治自身のノウハウは、明治自身が手放すことはありません。
つまり、味や成分は「明治のうがい薬」(OTC)「ポビドンヨード「明治」」(医療用)が、継続製品になる、ということです。

● じゃあ、先発品は明治品なの?塩野義品なの?

8月から「イソジン」の製造販売権をムンディと塩野義が承継する形になります(シュガーパスタは2月から)ので、8月からは塩野義品の「イソジン」が先発扱いとなります。
…ということは、、、そうですっ!
「ポビドンヨード「明治」」が味、成分、品質が変わらないのに「後発医薬品」扱いになるのです!
イソジンの売上は数十億と言われていますが、約半減するのでは、と言われています。この後発医薬品扱いに変わることによる薬価の低下も大きな要因のようです。
逆に、今春の改定で、一般名処方が急増すれば、
 【般】ポビドンヨード7%
という処方箋となり、「先発よりも、やっぱり「明治」」というシチュエーションも増えてきそうです。
その際、これまで使い慣れてきた(味や品質への安心感)明治製品が選ばれるように思います。
(それでも数十億の売上を取り戻すまでにはいかないでしょうが。)

● 塩野義のメリットは?

…あるんですかね?(ボソリ)
将来、ムンディのコンシューマー製品や疼痛領域等の医療用医薬品などには興味があるようですが、現場のMRさん達も、何をどうすれば良いのか、まだ困惑ムードです。
しかも、アメリカ人と違って、農耕民族である日本人は、明治さんへも遠慮しつつ…というところですから…

● 本日のおまとめ

 1.ムンディ・塩野義による新しい「カバのような絵」が原因で、明治から使用差し止めの申請があった
 2.ムンディは「イソジン」を日本進出の足がかりにしたい
 3.塩野義は、ムンディのわがままに付き合わされてる?
 4.明治「イソジン」と塩野義「イソジン」では、中身(味、製法、品質など)が大きく異る
 5.旧・明治「イソジン」は、ポビドンヨード「明治」となり、後発医薬品扱いになる
さぁ、ヘタウマ系パクりカバwは、生き残るのか、一転して別デザインとなるのか、楽しみですね!
いっそ佐野研二郎さんにでも描いてもらったら…どうなんですかね!?

コメント

  1. シオノギ版イソジンガーグルはどこが変わった?

    ※この記事は、医療用医薬品としての「イソジンガーグル7%」の話題です。OTC(市販薬)としての「イソジンうがい薬」の話題ではありませんので、ご注意ください。 8月1日より「イソジンガーグル7%」の製造販売権がMeijiSeikaファルマからムンディファーマ・塩野義製薬へ承…