さよなら名(迷)ジェネリック

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「ビーソフテン 油性クリーム / 外用スプレー」が、一般名「ヘパリン類似物質 油性クリーム / 外用スプレー「日医工」」へ変更される、というのは、かなりセンセーショナルな話題なので、すでにご存知の方も多いと思います。
その他にも、今回(5月)の後発医薬品の薬価収載にて新販売名が登録されて、販売名が変更になる薬が多くあります。
その中には、「あぁ、あの薬品名がなくなってしまうのかー」と残念に感じるものや、逆に「オホッ!こんな後発品があったんだ!」と感じるものがあります。

●ビーソフテン 油性クリーム0.3% / 外用スプレー (日医工 / 持田)

 新販売名:ヘパリン類似物質 油性クリーム0.3%「日医工」 / 外用スプレー0.3%「日医工」
もともとは、テイコクメディックス(現 日医工)の「ビーソフテンクリーム」(先発品:ヒルドイドクリーム(マルホ))の商標を借りる形で「油性クリーム」と「スプレー」を日医工が開発した製品です。
今回、販売名が変わるのは、この日医工が製造販売を行っている「油性クリーム」と「スプレー」の2種類で、帝國製薬が製造販売を行う「クリーム」「ゲル」「ローション」は変更がありません。
最初に「ビーソフテンクリーム」を開発したテイコクメディックスは「日医工ファーマ」となって、日医工に一度吸収合併されたのですが、「ビーソフテンクリーム/ローション/ゲル」は2014年に製造販売承認が帝國製薬に再移管されています。
勝手な想像なのですが、「ビーソフテン」のライセンス料を日医工→帝國製薬に支払っていて、そのライセンス契約を…なんてこともあるのかもしれませんね。
ちなみに「ビーソフテン」の名前の由来は “Be soft の英語由来で,限りなく皮膚にソフトで優しいという意味” とのことです。

●クリマーゲンOD錠 10mg / 20mg(マイラン = ファイザー)

 新販売名:ファモチジンOD錠 10mg / 20mg「ファイザー」
「ガスターD」(アステラス)のマイランによるジェネリックです。
初めて聞いた時は「何のジェネリックだろう?」とピンと来なかったのですが、今となってみれば(ウチでは採用はありませんが)ガスターの代表的なジェネリックの1つになっていましたね。
発売当初は「クリマーゲン“ES”」という名称(Easy to Swallow(簡単に飲み込める)の略号、今でも「マーズレン錠ES」などがありますね)でしたが、ESという名前が浸透せず、「クリマーゲン“OD”」へ名称変更されました。
「クリマーゲン」の名前の由来は “英語の「きれいにする、一掃する、取り除く」等の意味を持つ「clean,clear」とドイツ語の「胃」を意味する「magen」” とのことです。

●タスオミン錠 10mg / 20mg(バイエル)

 新販売名:タモキシフェン錠 10mg / 20mg「バイエル」
乳がん治療薬「ノルバデックス」(アストラゼネカ)のジェネリックですが、発売元がバイエルということと、薬価が比較的高額であることから「ノルバデックスとの併売なのかな?」と誤解されやすいジェネリックでした。
今回、一般名+屋号になることで、ジェネリックであることがハッキリしますねexclamation
先発品「ノルバデックス」に関しては、高血圧治療薬「ノルバスク」(アムロジピン、ファイザー)との「処方ミス」「調剤ミス」が指摘されており、商品名については議論が続いています。
「タスオミン」の名前の由来は “タ=タモキシフェン、SUOMI=製造元の旧Leiras社のあるフィンランド語で「フィンランド」” とのことです。

●リチオマール錠 100mg / 200mg(藤永 = 第一三共)

 新販売名:炭酸リチウム錠 100mg / 200mg「フジナガ」
数少ない「リーマス」(大正)のジェネリックで、エスファではなく第一三共が販売しています。
現在販売されているリーマスの後発品の中で最も歴史があることもあり、「躁病/躁状態」という「飲み心地」が症状を大きく左右する疾病において、安心してスイッチを勧められる銘柄の1つです。
「リチオマール」の名前の由来は、そのまま「炭酸リチウムから」とのことでした。
では、ここからは、迷ネーミング!?のジェネリックですわーい(嬉しい顔)

●フォルセニッド錠12mg(マイラン = ファイザー)

 新販売名:センノシド錠12mg「ファイザー」
もう、名前を見た瞬間に「パクったexclamation×2」と叫んでしまいたくなるネーミングですね(笑)
「プルゼニド」(ノバルティス)のジェネリックですが、手書きの処方箋にDr.がミミズのような字流れるような行書体で「プルゼニド」と書いてきたら「フォルセニッド」と読めないこともありません(爆)
2010年からは、薬局で患者さんの同意の上で先発品から後発品に変更できるようになっていますが、それ以前では有効なネーミングだったかもしれません目
ちなみに、名前の由来についてメーカからは公表されていませんるんるん

●タツジピン錠10mg(辰巳)

 新販売名:ベナゼプリル塩酸塩錠10mg「TCK」
これは、ダメダメネーミングでしたexclamationパンチ
通常「~ジピン」と聞くと、INN(国際命名法)でカルシウム拮抗剤(アムロジピン、ニフェジピン、アゼルニジピンなど)を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
しかし、タツジピンはACE阻害薬なのです!!これは厚切りジェイソンでなくても、こう聞いてしまいます!!
ほわ~い!?タツミ・ピーポー!!
しかも、タツジピンには、2.5mg / 5mg / 10mg の3規格あるのですが、今回の名称変更は10mgのみexclamation&question
おかしいだろ~exclamation×2
他にも「アスコマーナ」(トリアゾラム、日新)や「パルギン」(エチゾラム、第一三共)、「カームダン」(アルプラゾラム、共和)など、向精神薬のジェネリックの名称変更が行われ、比較的ジェネリックへのハードルが高いと思われていたメンタル系で、少しずつジェネリックが浸透していく下地ができつつあるのかな、とも感じる名称変更が多いですね。
名前が統一されて、何のジェネリックかわからなくなることが少なくなる一方で、慣れ親しんだ名ジェネリックの名前が消えていくのは、寂しい気もしますねあせあせ(飛び散る汗)

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