よほど交渉下手なのかそれとも…

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先月から、ずっと心の中でツッコんでいたのですが、今回こそ記事にしてツッコんでみます…
中学生の読書感想文かっ!!
というわけで、今日は日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)が、ジェネリック対策のために患者さんのコンプライアンス向上のために製造販売承認申請中の、ミカルディス(テルミサルタン)=アムロジピン=ヒドロクロロチアジドの3種の降圧剤の配合剤「ミカトリオ」のお話です。
4月20日に行われた、厚生労働省、薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で
「一部委員から、3成分を配合する意義をもっと調べた方がよいなどとする意見」ミクスOnline
によって、継続審議になっていました。
「3成分を配合する意義をもっと調べた方がよい」(笑)
NBIがどんな資料を出したのか、気になりませんか?(笑)
委員の先生達に「ジェネリックが出る前に、配合剤で延命措置を…」という雰囲気がバレバレだったのかと思うと、ドイツ企業らしい実直さが出ているのかなー、と、クスッとしてしまいます。
それにしても委員のコメントも小並感な気がしますが(笑)
そして、それを受けて、NBIが満を持して「3種配合剤の意義」を記した資料を持って望んだ、5月27日の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で、今度は
「患者にとって、服薬錠数が減るメリットがある一方、各成分の用量が固定され、さまざまな飲み合わせができないといったデメリットがある」CBnews
と、再度継続審議入りです…いやー、塩対応ですな、第一部会(笑)
第一部会の先生方に、是非、「リーマンショック前の状況と似ている」という経産省のレポートを審議してほしいくらいです(笑)
一応、「次回会合で専門医からヒアリングを行い、再び審議する予定」(同 CBnews)とのことですので、「専門医」がNBIに味方してくれるのかどうか、が焦点になりそうですね。
しかし、このなんとも言えない結果は…
(1)NBIの影響力の低さ、交渉力の低さ
(2)第一部会の「単純な配合剤による利益増は認めない」というスタンスの現れ
(3)特許切れの医薬品はジェネリックへの移行を促す
といったところが原因なのでしょうか。
今後の製薬メーカーの配合剤開発にも影響が出るかもしれません。
今回、ミカルディスをはじめとする「ミカ」シリーズでNBIとコ・プロモーションを組んでいるアステラス製薬は、かなり冷ややかな対応なんですよねー。
ただのコプロなので、開発・申請はNBIお任せねー、という対応なのかもしれませんが、水面下でAG出そうと目論んでいるので…なんていう理由もあったりして…などと、妄想が膨らむところです(笑)
NBIは糖尿病領域で、トラゼンタ、ジャディアンス、インスリングラルギン「リリー」と、日本イーライリリーと組んでいたのに、「トルリシティ」だけ大日本住友と組まれてしまうなど、交渉下手なのは生まれつき、のような気もします…。
次はどんな理由で審議継続となるのか、それとも弁の立つ専門医のサポートを得て3度めの正直となるのか、楽しみです。