ゼチーア合剤、アトーゼットとロスゼット

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ゼチーア合剤;ロスゼットとリピゼット?で、「リピゼット」ではないか?と予想した、ゼチーア(エゼチミブ、MSD)とリピトール(アトルバスタチン、アステラス)の合剤ですが、商品名は「アトーゼット」でした。(スミマセン)

アトーゼットが先に承認・発売へ

さて、最初のバイエル社のプレスリリース(PDF)では、ゼチーアとリピトール/クレストール(ロスバスタチン、アストラゼネカ)の合剤を同時に開発中のようなイメージだったのですが、承認申請は「ゼチーア」+「リピトール」の「アトーゼット」が先行することになりました。

確かにクレストールのパテントが切れ、ジェネリックが出て来るとは言え、本格的なジェネリックの発売は12月になるわけで、その頃をターゲットにしても遅くはない訳です。

アトーゼットの名前

海外で「リピゼット」の名で販売されており、国内でも登録商標が済んでいたため、てっきり「リピゼット」で出てくるものと思っていましたが、意外なことに「アトーゼット配合錠HD」(アトルバスタチン10mg20mg/エゼチミブ10mg)「アトーゼット配合錠LD」(アトルバスタチン5mg10mg/エゼチミブ10mg)の名前でした。

もちろん、名前の由来は「アトルバスタチン」の『アトー』+「ゼチーア」の『ゼット』ではあるわけですが、「アトルゼット」とならなかった理由としては、「オーダリング・ミス防止」が大きいと思われます。

オーダリング・システムで「3レター」(3文字入力)を採用しているシステムが多いため、「アトルゼット」の入力の際に「アトル」の3文字では、リピトールのジェネリックである「アトルバスタチン「xx」」がズラッとピックアップされてしまうのです。

「アトーゼット」の「アトー」の3文字では、H29.7時点では他の医薬品は候補になりません。

アトーゼットの利点とウィークポイント

まだ承認されていないアトーゼットですが、こんな利点が考えられます。

●アトーゼットの利点

 ・アドヒアランスの向上
 「脂質異常症治療薬は、降圧薬と比較して飲み忘れる傾向にある」と話すドクターがいました。1錠でも減れば(影響の大小は分かりませんが)アドヒアランス向上に繋がるものと思われます。

 ・コストダウン
 おそらく、「ゼチーア+アトルバスタチン(後発品)」よりも薬価は下がると思います。
 ひょっとしたら「タダでアトルバスタチンが付いてくる」という薬価設定になるのかもしれません。

●アトーゼットのウィークポイント

 ・他のスタチンからの切り替え
 現在発売されている配合剤の多くでは「原則として、AとBを併用している患者に対して投与する」(AとBの配合錠の場合)という但し書きがついています。
 都道府県での保険審査の緩厳にもよるのですが、厳しいところでは他のスタチンから、いきなりアトーゼットに切り替えた場合、査定される可能性があります。

※H29/8/2追記:8/1の医薬品第一部会では「原則、各単剤の併用で安定している患者での切り替え、あるいはアトルバスタチン10又は20㎎で効果不十分な場合に切り替え」との注意がつきました。

アトーゼットは、8月1日に薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会で審査され、9月に製造承認販売、その後薬価収載となる見込みです。

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