マグラックス名称変更での3つの「意外」

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もうご存知の方も多いかと思いますが、酸化マグネシウムの代表的な製品である「マグラックス」(吉田製薬)が、「酸化マグネシウム「ヨシダ」」に名称変更となります。(吉田製薬の案内はこちら
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このマグラックスの名称変更をめぐっての、意外だったことので、まとめてみたいと思います

● マグラックス名称変更の「意外」・1

第1の意外はもちろん「なんで名前変えるの??マグラックスのままじゃダメなの!?ということです。
多くの皆さんが「意外」と感じたのではないでしょうか
残念ながら、吉田製薬のMRさんとはつながりがなく、その辺りの事情は分かりません。なので、ここからはいつもの通り推察です。
皆さんご存知の通り、厚労省からは、平成17年の「医療用後発医薬品の承認申請にあたっての販売名の命名に関する留意事項について」(薬食審査発第0922001号)において、後発医薬品は「一般的名称+「屋号」」という名称での発売が義務付けられました。
その後も、厚労省や日本ジェネリック製薬協会の働きかけにより、毎年10%以上ずつの名称変更が求められてきました。
昨年9月に厚労省から発表された「医薬品産業強化総合戦略~グローバル展開を見据えた創薬~」の中でも
「薬事承認において販売名を変更するよう企業に指導するとともに、今後数年間に一般名ベースの販売名に変更しない後発医薬品は薬価基準から削除することも含め検討する」
として、後発医薬品80%時代を見据えて、ブランド名ジェネリックを減らす意気込みをにじませています。
ただ、その中には
先発医薬品のない後発医薬品を除き、薬事承認において販売名を変更するよう…」

とも記されているため、この「マグラックス」は該当しない製品ではあるのです。
ということで、いろいろと考えを巡らせてみると、ひょっとしたら「一般名処方の影響」があるのかも…とも思いました。
つまり、マグラックス錠が処方箋として一般名処方される場合には、
 【般】酸化マグネシウム錠 330mg 6錠
という記載になるわけで、マグラックスとしてのブランド名よりも、処方箋に記載されている一般名と一致した名称の方が、より選ばれやすいブランドになるのでは…との考えかも…と。
…考えすぎですかね
今回のマグラックスの名称変更の後に残った、「マグミット」(協和化学工業=丸石)がどういう対応になるのか、も興味がありますね!

● マグラックス名称変更の「意外」・2

2つ目の「意外」は、「1つ目の『意外』」の内容と重なる部分があるのですが、
 マグラックスは先発品ではない そして、 マグラックスの先発品は存在しない
ということを知らない薬剤師が意外と多い、ということです。
名称変更のお知らせが薬局に届いた日も、薬局内で「マグラックスも、一般名に変えちゃうんですね~!」と話題にしていたところ
「先発品でも、一般名にしちゃうんですね!」
という、発言をした薬剤師がいて、ボクは凍り付いてしまいました…
でも、ボクが「い、いや…マグラックスもマグミットも、酸化マグネシウムなので、どれも後発品扱いですよ~」と言うと、その場にいた別の薬剤師からも
「え~っ!?」
との声が…
というわけで、そこから、
・マグラックスやマグミットは後発医薬品であること
・でも、先発品も存在しない(酸化マグネシウム)ので、先発品のない後発医薬品であること
・先発品のない後発医薬品には、カロナールやメチコバールがあること
などのレクチャーの時間になってしまいました
でも、意外と後発医薬品の勉強のきっかけになって良かったかもしれませんね(笑)

● マグラックス名称変更の「意外」・3

3つ目の「意外」は、単にボクの勉強不足です…
マグラックスと、他の酸化マグネシウム製剤のラインナップを見て気づいたのですが…
300mg錠と400mg錠は、マグラックスだけのラインナップだったんですね…
250mg錠と330mg錠くらいしか触る機会がないので…と言い訳です!