医師のパワハラ?

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先日、うつ状態・不安状態の患者さんが処方せんを持ってこられて、
「今度引っ越しすることになったので、ここに来ることも最後になると思うわ。
 引っ越し先の心療内科の先生も見つかって、この前1度かかってみたわ。
 話を聞いてくれて、新しい漢方を試してみようって、漢方薬も出してくれたの」
と、喜んでいっらしゃいました。
それでも、転居先での生活と、新しい病院に不安を抱えていらっしゃるようで、
患「新しい先生とうまくやっていけるかしら。こちらの先生に、この漢方薬を
 見せたら「こんな漢方、効きっこないよ」って言われちゃったし。」
M「えっ!?こちらの先生は、「この漢方、効かない」って言ってたんですか?」
患「そうなの。それに、「自分勝手な性格を直さないと、新しいところでも無理だよ」なんて。」
う~ん、それはちょっとひどいですね。。。パワハラ、というか、ドクハラの世界です。
そこで、
M「そうなんですね。先生の悪口を言うわけじゃありませんが、この漢方は定評の
 ある漢方です。先生はこれまで処方をしたことがないので、効果があるかどうか、
 自分の目で確かめたわけじゃないので、新しい先生の言う通りに飲んでみて、
 いいと思いますよ。
 それに、性格と不安症やうつ病は、専門の先生でも境目を見極めるのがとても大変なんですよ。
 それを、簡単に「性格直せば、病気も治る」っていうのは、言い過ぎだと思います。
 まずは、新しい環境に向けて不安感はあるかと思いますが、その不安感を隠したり、
 押し込めたりしないで、自分が何に不安を感じてるのか、よくご家族や、新しい
 先生に話してみてくださいね。」
と、話をしたら、「だいぶ楽になりました。また、近くに来ることがあったら、ぜひ寄らせて
もらうわ」と言って、笑顔で帰っていただくことができました。
医師にとって、自分のスタイルと異なる他医師の処方というのは、受け入れがたいものが
あるのでしょう。
薬剤師だって、毎日処方せんを受け取っては「なんだこの処方?」って思ってるわけですから、
医師にとっても、他医師の処方は「なんだこれ?」なんでしょう。
しかし、それを差し引いても、不安症を抱えている患者さんに対して「その薬は効かない」とか
「その性格を直さないと治らない」と突き放すのは、ドクターハラスメントにあたるのでは
ないかと思います。ご自身で気づくのは難しいでしょうが…。
新しい環境で、いい先生に巡り合って、少しでも気持ち穏やかに暮らせるようになったらいいな、
と願います。
そして、いい医者は自分で見極めないと怖いな~、と思いますねあせあせ(飛び散る汗)

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