名医の条件

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先日、腕に乾燥肌・かゆみが出てしまい、皮膚科を受診しました。

皮膚科を受診する前に、自分でなんとか治せないもんかなぁ、と、数週間、せっせと保湿剤やら抗ヒスタミン剤を塗ったり、ステロイド剤を塗ったりしてあがいてみましたが、あまり効果はありませんでした。
そうなってくると、感染性皮膚炎だったりするのではないか、など、いろんな心配が湧いてきました。
そんな時、ちょうどお薬手帳で、皮膚科に通院中の患者さんを見つけました。
その処方は、
・オロパタジン 5mg
・ファモチジン 20mg
という処方でした。
その患者さんに、
「皮膚科さんにも通院されているんですね。かゆみはひどいんですか?」
と聞くと、
「慢性蕁麻疹が良くならなくて、この(お薬手帳の)皮膚科に通い始めたけど、今はかなりかゆみも治まってきた。」
とのこと。
この治療は、近年、従来かゆみ止めとして処方されてきた、いわゆる抗ヒスタミン薬であるH1ブロッカーだけでは改善されない重症のかゆみに対して、ファモチジン(先発品;ガスター)などのH2ブロッカーを追加することで、ヒスタミンの働きを強く止めることができ、かゆみが改善すると言われているのです。(適応外処方になります。また、H2ブロッカーの投与で必ずしも改善効果が得られるわけではなく、エビデンスに乏しいという意見もあります)
そして、さらに話を伺ってみたところ、その皮膚科の先生の人当たりもよさそうなので、そちらの皮膚科を受診してみることにしたのです。
さて、実際に、診察していただいた結果ですが、あっさり(ホントに3分もかからず)「乾燥肌+炎症であるので、まずはステロイドで炎症を抑えましょう」と、診察が終わってしまいました。
しかし、この先生が良かったのは、
・カルテを記入している時でも、こちらが話しかける時は、こちらに顔を向けて話を聞く
・次回の診察までの「症状の経過の予測」「次回までの取り組み(お風呂上がりにしっかりステロイドを塗る、ガーゼを巻く、など)」
を伝えてくれたことでした。
ボクの意識の中に「薬を塗り忘れたら、先生が示した経過通りにならないかも」という意識が芽生えて、しっかりお風呂上がりにステロイドを塗って、ガーゼで覆うようになりました。
一口に「名医」と言っても、外科の手術が上手い先生や、隠れている病気を見抜くのが上手い先生もいます。
その中で、適切な薬剤の処方ができるのと同時に、患者本人自身を治療に巻き込むことができる、という点も名医としての条件の1つなのではないか、と、とても強く感じました。
ボクたち薬剤師も、そのような、患者さん自身を治療に積極的に関与してもらえるような、服薬指導を心がけなきゃな、とも感じています。
さて、次回の診察までにどこまでキレイに治せるのか、先生に「経過予想通りですね。毎日しっかり薬を濡れたんですね!」と言ってもらえるように(いわゆる承認欲求の1つだということでしょうが)しっかり塗り続けていきたいと思います。
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