武田とあすかの距離感に変化あり?

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エカード配合錠(カンデサルタン/ヒドロクロロチアジド、武田薬品工業)のオーソライズド・ジェネリック(AG)、カデチア配合錠「あすか」の発売日が9月5日(月)に決まりました。(あすか製薬のリリース
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テバ製薬からのジェネリック、カデチア配合錠「テバ」も、同じく9月5日(月)に発売になります。
テバ製薬のリリース

● カデチア配合錠「あすか」のデザインが?

さて、少し(かなり?)違和感を感じるのが、カデチア配合錠「あすか」のシートデザインです。
こちらが、先発品である「エカード配合錠」のシートデザインです。
エカードH10T.jpg
(武田薬品工業HPより)
そして、こちらがAGである「カデチア配合錠「あすか」」のシートデザインです。
カデチアあすかH10T.jpg
(あすか製薬HPより)
おそらく、なのですが、エカードHDの真ん中の“//”は、紫色(LD・HD共通)=ヒドロクロロチアジド、LD(赤)=カンデサルタン4mg、HD(紺)=カンデサルタン8mgを表しているのではないかと思われます。
それに対して、AGであるカデチア「あすか」はLD=赤、HD=紺の基本色は変わりませんが、どちらも1ラインで、先発品のような2重線ではありません。
これまでのAGの傾向からすると、アレグラ=フェキソフェナジン「SANIK」の時は色の変化はありました(後に同じカラーになりました)が、ほとんどの場合、シートデザインを似せてくる傾向にあります。
患者さんにとっても「シートデザインが同じだから、安心できる」という感覚もあるかと思います。
実際、これまでの武田=あすかのAGを比べても、
・ブロプレス=カンデサルタン「あすか」
candesartan8.jpg
(武田薬品工業/あすか製薬HPより)
・ユニシア=カムシア「あすか」
camshiald.jpg
(武田薬品工業/あすか製薬HPより)
と、いずれも先発に寄せにいってる感じがあります。
(意匠的なデザインではない、という事情もあるかもですが。)
それに対して今回の「カデチア配合錠「あすか」」は、やはり「ちょっと離れている」と感じてしまうのはボクだけでしょうか?

● カデチア配合錠「テバ」のデザインは?

一方の「武田テバグループ」の、カデチア配合錠「テバ」のデザインは、
CADETHIA_TEVA.jpg
(テバ製薬HPより)
HD、LDの“H”と“L”を2重線にする、という、だいぶ斬新なデザインです。
こちらはAGではないわけですから、先発品そっくり、としなくても良いのでしょうね。

● 武田とあすかの微妙な関係

あすか製薬としては、「今後も、これまで通り武田のAGを担っていきたい」という思いがあるようです。
しかし、現在、武田から発売されている製品の中で、近々に特許切れを迎えるものはあまりないと思います。(タケルダ配合錠?ベネット75mg?ネシーナ?ロゼレム?)
こうした状況下で、あすか製薬がAG戦略でいく、というのも難しいですし、武田としても、テバ製薬と経営統合したメリットを活かすためにも、武田テバファーマにシフトしていく、というのが常識的な考え方でしょう。
先日も武田の子会社である「和光純薬工業」を富士フィルムファーマに売却する話が進められているとの話もあり、武田も選択と集中を一気に進めていくものと思われます。
今回のカデチア配合錠のシートデザインにも、その辺りの武田とあすか製薬の“微妙な関係”が反映されているのかも…しれませんね。