疑義照会権の侵害では?

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最近、中規模病院の処方箋をお預かりする機会がよくあります。
ボクの勤めているような門前薬局だと、門前の医院が採用している薬剤以外は、本当にポピュラーな薬剤しか在庫をしていません。(あっても、在庫が回転しない、ということは、不良在庫ですからね~。)
そういう状況なので、他の病院の処方箋をお預かりした時に在庫がなく、「申し訳ありません、こちらの薬の在庫は切らしていまして…。卸さんから取り寄せますので、1~2時間程度お時間をいただくようになるのですが。」と、お伝えをすることが多くなります。
すると、患者さんは、大体次のような3パターンに分かれるように思います。
1.じゃあ、○時頃にもう1回来るから準備をしておいて
2.じゃあ、他所の薬局に行くよ
3.在庫がない薬を、在庫がある薬に変えてもらって、持ち帰れないの?
1.の患者さまは、本当に神様のような患者さまですぴかぴか(新しい)
2.の患者さまは、申し訳なく思いますが、今の状況では仕方ないと思えます。
さて、今回の話題は、3.の患者さまです。
3.の患者さまがおっしゃっているのは、薬剤師側から見ても、至極まっとうな意見だと思うのですが、いかがでしょうか?
もちろん、主薬の変更は処方権の侵害にあたるため、相互作用や疾病との問題がない限り、変更は患者さんにも変更は難しい旨をご説明します。
しかし!しかしですよ!!
・ロキソニンテープ100mgの処方せんで、在庫がロキソニンテープ50mgしかない。
・ゼポラステープ40mgの処方箋で、在庫がヤクバンテープ40mgしかない。
・アスベリン散10%の処方箋で、在庫がアスベリンDS2%しかない。
…などなど。
患者さんは、すぐに持ち帰りたい。他の薬局に行くのも面倒、という患者さんだと、こちらも対応したい気持ちになり、問い合わせをすることになります。
診療所やクリニックですと、診療の合間にDr.に確認してくれる場合が多い(そして、医師も変更を了解してくれる場合が多い)のですが、中規模以上の病院に問い合わせをすると、大抵、薬剤部の薬剤師につながることになります。
すると、、、薬剤部の薬剤師に状況を伝えても、「あぁ、ロキソニンテープは100mgしか採用薬剤になっていないので、50mgに変更は無理ですね。取り寄せてください。」という回答になる場合が多いのです。
そうじゃな~~~い!!
「病院での待ち時間、診察で疲れて、あとは薬をもらって、家で休みたい」「シップの大きさなんか関係ないから早く帰りたい」という患者さんの気持ちが、そこにあるんです!!
そして、食い下がって「患者さんが『取り寄せを待てない』とおっしゃてるので、ご検討いただけませんか?」と尋ねてやっと、医師に確認をしてくれることになります。
そうすると、多くの場合、医師は処方を変更してくれます。
という過程を経て、患者さんに、お薬を渡すことになるのですが、正直、すごく神経をすり減らす事になります。
で、このブログに「大体さぁ、処方箋の問い合わせを、医師に繋がないで、薬剤部の薬剤師が答えてしまうって、薬剤師の疑義照会の権利・義務を侵害してるんじゃないの!?むかっ(怒り)」と書こうと思って、上のタイトルで書き始めたのですが、書きながらよく考えたら…
在庫の関係で処方の変更をお願いするのって、疑義でもなんでもないじゃ~んあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
と気づいてしまいましたたらーっ(汗)
というわけなのですが、処方元の都合と薬局の在庫が合わずに、手間が増えてしまう、という点を解消しないと、医薬分業への患者側のデメリットが増えてしまうと思うんですよね~。
まぁ、今回のケース以外にも、疑義照会権の侵害と思われることがあるので、また改めて記事にしたいと思います。
続くexclamation×2

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