糖尿病になった原因は?

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喘息で治療を続けていた60代後半の女性の患者さんに、今日突然DPP4阻害薬が追加されました。
なんでも、喘息治療のついでに行なった血糖値検査で、血糖値が高かったとのこと。
「私は、甘いものをほとんど食べないし、食事だってカロリーを気にしながら食べているのよ。」
「糖尿病って、甘いモノが好きな人がなりやすいんでしょ?」
よく耳にする質問なのですが、残念ながら、答えはノーですね。
インスリン分泌能が欠如している1型、インスリンの分泌ならびに感受性が低下している2型とも、その原因は、はっきりとはしていません。
特に2型糖尿病については、インスリン分泌能の低下とインスリン感受性の低下とでは発症のメカニズムも違いますし、遺伝的な要因はあるようですが絶対的なものでもありません。もちろん、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎも関連因子ではありますが、絶対的な原因ではないとされています。(美食タレント・大食いタレントなどでも、糖尿病にはなっていませんよね?)
というわけで、血糖値が高い状態になってしまった(糖尿病及び糖尿病予備軍)場合、血糖値をコントロールすることが大切になります。
運動療法と食事療法でコントロールができれば良いのですが、なかなか奏効しないケースもあります。
特にこの患者さんの場合には喘息治療中でもあるため、運動療法が適さないため、DPP4での治療に至ったようです。
また、患者さんは、糖尿病の薬は飲み始めたら一生続けなければならない、と不安もあったようです。
血糖値が高い状態が続くと、糖毒性によりさらに高血糖を招いてしまい、3大合併症である糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性末梢神経障害のリスクが高まることを説明してご納得いただきました。
現在のところ、残念ながら糖尿病を完治する薬は開発されていませんが、今回発売されたSGLT2阻害薬など、確実に糖尿病治療の選択肢は広がっています。
しかし、同時にSU剤(アマリール(グリメピリド)など)を多用することなどにより、気づかないうちに夜間低血糖を引き起こしている場合があると言われています。(寝ている間の動悸、悪寒や、うなされるなどの症状は夜間低血糖の可能性があります。)
血糖コントロールは、是非信頼できる医師のもと、しっかりと治療を行ってください。

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