見えそで見えない透明イナビル

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インフルエンザの流行がまっただ中、第一三共から「イナビルの容器の透明化」のお知らせが出されました。
イナビルの吸入容器が一部透明に(日経DIオンライン)

出荷は2018年3月予定なので…

日経DIオンラインの記事によれば、出荷予定は2018年3月、とのことなので、卸での在庫を考えると、今シーズン(2017/18シーズン)には間に合わず、主に流通するのは2018/19シーズン、ということになろうかと思います。

透明化はゾフルーザの影響?

この「スライド部分の透明化」という話は、もう数年前から出ていて、ボクもこのブログで書いていました。
(過去記事:イナビルあるある(実は「ないない」)

では、なぜこの時期に発表になったのか?
それはやはり、2月2日に第2部会で審議される塩野義の「ゾフルーザ錠」(開発コード:S-033188、一般名:バロキサビル マルボキシル)の先駆け審査の影響でしょう。

インフルエンザウイルスのmRNA合成の開始に関わるエンドヌクレアーゼを阻害することでウイルスの増殖を抑制する、「キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬」という、新しい作用機序のインフルエンザ治療薬です。
1回の内服のみで治療が完結する、という点と、タミフルと比較して副作用が非常に少ない、という点が期待されています。

このまま審査が順調にいけば、2018/19シーズンには発売が間に合うかもしれません。

1回の吸入v.s.1回の内服、どちらがより患者が好むか、と言えば、「1回の内服」の方なのではないでしょうか?
特に、呼吸器症状が出てしまっていたり、発熱で体力が消耗している場合には、内服の方が好まれるのではないかと思います。
ましてや、ウイルス排出時間が約1/3になる(ゾフルーザ24時間vsタミフル72時間)とすれば・・・。

そうなると、イナビルの出番が圧倒的に少なくなることが予想されます。
だとしたら、ここでウィークポイントを1つでも消しておきたい、というのが第一三共の狙いだったのでしょう。

透明化でも中身は見えない?

さて、過去記事:イナビルあるある(実は「ないない」)で書いたように、2年前、第一三共はこう言っていました。

「吸入器を透明にする案もあるのですが、結局粉で真っ白で見えないので…」

いくら透明にしたところで、粉末が壁面にくっついてしまい、中身を見ることが難しい、というのです。

それは、今回の製品を見たMRも同様の意見のようで「見えなくはないが、はっきり見えるという状態は難しい」、つまり「見えそで見えない」というのです。

でも、おかしいと思いませんか?
2年前に「見えないから透明化しない」と言っていた会社が、「見えないけど透明化しました!」って売りに来るんですよ???

そんなの最初から「見えにくくても、光源を向こう側に置けば、残ってるか残ってないのか、薬剤師は頑張って見るんだから、見えるようにしてくれ!」って言ってるんですよ!

まぁ、ゾフルーザは小児も成人も同時に申請出しているようですし、ゾフルーザが出たら、イナビルは一気にしぼんでしまうような気もするので・・・。
製品見本が入手できたら、また記事にしたいと思います♪

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