SGLT2阻害薬(1)1番売れてる薬剤は?

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先月行われた「第58回日本糖尿病学会」や、今月上旬に行われた「第75回米国糖尿病学会(ADA)」において、SGLT2阻害薬に関する最新の研究結果が次々に発表されたことや、5月にスーグラ、6月からは、アプルウェイ/デベルザ、フォシーガ、ルセフィが相次いで長期投与が解禁となったことで、2~3ヶ月前の下火の状態から比べて、またかなり活気づいてきたように感じます。
(こうして見ると、ジャディアンスは発売時期が悪かったなぁ、とも思いますあせあせ(飛び散る汗)
そんなSGLT2阻害薬をめぐる現状を何回かにわけて、まとめてみたいと思います。
1回目の今回は、気になるSGTL2阻害薬のシェアです。

●SGLT2阻害薬のシェアは?

ボクなんかが、何のデータを持っているわけでもないのですが、各社の雰囲気や、講演会での著名な先生の発言をもとに推察すると…
・イプラグリフロジン(スーグラ、寿=アステラス=MSD) 約50%…4万例以上?
・ダパグリフロジン(フォシーガ、アストラゼネカ=小野) 約15%…1万5千例程度?
・ルセオグリフロジン(ルセフィ、大正富山/ノバルティス) 約10%…1万例前後?
・トホグリフロジン(アプルウェイ/デベルザ、サノフィ/興和) 約10%…1万例前後?
・カナグリフロジン(カナグル、田辺三菱=第一三共) 約3%…3千例前後?
・エンパグリフロジン(ジャディアンス、ベーリンガー=イーライリリー) 約1%…1千例前後?
合計が90%にしかならないのが、あやしさ満点ですがご愛嬌でわーい(嬉しい顔)
とにかく、ファースト・イン・クラスの強みといいますか、最初に発売されたこと、アステラス+MSDという強力タッグだったこと、(当然ですが)長期投与も1番最初に解禁されたことなどによって、皮疹の副作用が懸念されながらも、スーグラがシェアNo.1を握っています。
続いては、海外での臨床データの豊富さと、「1日1回」という用法縛りのなさ(他の薬剤は「朝食前または朝食後」)が評価されたのか、フォシーガが処方を伸ばしているようです。
ここからは、ダンゴ状態といいますか、ある意味「発売順」で順序がついてしまっています。
ルセフィ:腎排泄と肝代謝という2つの代謝経路を併せ持つ
アプルウェイデベルザSGLT2選択性が最も高い半減期が最も短い
カナグルSGLT1阻害作用も併せ持つ(=SGLT2選択性が最も低い
ジャディアンスSGLT2選択性が最も高いDPP4阻害薬(シタグリプチン(ジャヌビア/グラクティブ))に対して効果非劣性
ということで、それぞれのSGLT2阻害薬の特徴が少しずつ明確になってきて、今後この勢力図がどう変化していくのか、気になりますねexclamation×2

コメント

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